F3RC乗りのメモ帳

MVアグスタ F3RCのこれまでの記録

FAULT EXHAUST VALVE

ついに来てしまいました。

exhaust valve error

エキゾーストバルブエラー

 


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純正マフラーと違う抜け(空燃比)になってしまったため、

ECUと排気デバイスが誤作動を起こしてしまいます。

 

 

排気デバイスとは、

エンジン回転数に応じてエキゾーストパイプの中の径を蓋の開閉で変えることにより

低回転でトルクを出したり(閉じる)

高回転で抜けをよくする(開ける)装置です。

 

 

誤作動が起こると、

最初の数分は開きっぱなし、

数分経つと閉じっぱなし、

また数分経つと開きっぱなしという現象がループで起きました。

 

 

非常に乗りづらいです。

 

そこでいっそのこと、閉じてるよりは開きっぱなしの方が乗りやすいので、

排気デバイスのワイヤーを開いてる状態で固定するようにしました。

 

 


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写真は車体左側のサイドスタンド近くです。

 

スタンドを払わないと排気デバイスにはアクセスできない

スタンドを払うにはプロアーム用のリアメンテナンススタンドが必要という無駄にお金をかけさせる仕様

 

 

排気デバイスのワイヤーを動かすモーターは左側のサイドカウルについてます。


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排気デバイスは日本のワイヤーでどちらかを引っ張ると蓋が閉じたり開いたりします。

 

F3の場合は上側を引っ張ると開く

下側を引っ張ると閉じるようです。

 

今回は開きっぱなしにしたいので、

上側のワイヤーを引っ張ってる状態にします。

 

 

出荷時(何も触っていない)状態だとモーターの方で下側が引っ張られていて、

上側のワイヤーを引っ張る余裕はないと思います。

 

 

なので、モーターの方で引っ張り具合を調整して

下側のワイヤーに余裕を持たせ、

上側のワイヤーをネジで引っ張った状態で固定するようにします。

 

ワイヤーの引っ張りを調整するネジとは、

クラッチワイヤーを調整する感じと一緒です。

 

 

最後に、

モーターについてるカプラーを抜くことで

コンピュータからモーターを動かす指令を止めます。

 

 

カプラーは念のためビニテなどで防水処理しておきます。

 

これでどの回転数でも排気デバイスは開きっぱなしになります。

 

 

 

 

 

 

 

ですが問題発生しました。

 

エキゾーストバルブエラーは出続けます。

その状態でもセルは回ってエンジンはかかります。

 

 

ですが先日、

高速道路を走行中に急にアクセルを開けてもエンジンが反応しなくなりました。

 

 

おかしいなと思ってクラッチを切るとそのままエンスト

 

惰性で走りつつ押し掛けのようにセルを回してみてもエンジンは掛からず。

 

勢いがなくなり、高速道路上(路肩)で停止してしまいました。

 

 

安全な場所まで押して移動して、

キーをオフにしてコンピュータをリセットしてみても

セルは回ってもエンジンはかからず。

 

 

するとメーターには
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FAULT PHASE SENSOR

フェーズセンサーってなんぞ…

 

 

ディーラーの方に連絡をしたところ

マフラーを変えたらきちんとキャンセラーをつけないといけない、とのこと。

 

 

実はfault exhaust valveはマフラーを変えてから200kmほど走ったときに出ていたので

対策のためにexhaust servo eliminator(キャンセラー)というものを注文していました。
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排気デバイスのモーターから外したカプラーの、

車体側のカプラーに繋ぐだけで正常な信号を返す装置です。

 

 

注文してから3週間経過しても届いておらず、

エラーが出てるまま1000kmほど走行していたために、

今回のfault phase sensorが出てしまったものと思われます。

 

 


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まさか高速道路で止まるとは…

 

 

修理自体は先程のキャンセラーをカプラーに繋いで、

コンピュータでエラーをリセットするだけなので

一時間ほどで直るそうです。

 

 

マフラーを変更された方は

早急にキャンセラーを購入することをオススメします。